12月定例会のすべての議案と採決の結果は長野市議会ホームページからご覧いただけます。　

　定例会最終日に、人事院勧告に基づいて、職員の給与を引き上げる追加の補正予算と給与引き上げに関連する条例改正案が提出されました。この議案には、市長や議員などの特別職のボーナスの支給割合を0.1月分引き上げる内容が含まれています。この議案に反対の討論をしました。討論の録画は長野市議会のホームページからご覧いただけます。

　人事院勧告は一般職の生活給を考慮する性質のものです。市長や議員などの特別職の報酬は、その職に対する職務給の性質を持つものです。特別職が、人事院勧告に連動する必要はありません。性質が違うのですから、特別職と一般職それぞれ別の議案として審議すべきです。

　今議会に提出された請願第18号「介護保険制度の改善、介護従事者の処遇改善を求める意見書提出についての請願」を継続審査することとし、人材不足と職員の疲弊が社会問題化している介護従事者の給与を、全産業平均まで引き上げることを求める意見書の提出を先延ばしにしておきながら、自身のボーナス引き上げ議案は通すというのは、あまりに利己的で、整合性を欠く判断です。 以上の理由で、職員の給与引き上げに乗じた特別職のボーナス引き上げの議案に反対しました。

　信州・生活者ネットワークの代理人である山﨑ひろこの議員報酬は、生活者ネットが管理し、代理人契約費として年280万円を代理人に支給します。今回可決されたボーナス引き上げ分も議員報酬として振り込まれますが、すべて生活者ネットが管理する会計に入ります。生活者ネットでは、議員報酬を学習会や調査活動、市民活動を助成する基金などに活用しています。またお金の流れを公開しています。