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活動報告

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6月定例会では、インターネット上での誹謗中傷やプライバシー侵害をめぐり、被害者の人権保護などを国に求める意見書が総務委員会から提出されました。しかし提案された意見書は、憲法が保障する基本的人権と表現の自由、通信の秘密を制限し、検閲の禁止が守られない恐れがあるため、以下のように修正する案を賛同議員とともに提出し、最終日に討論・採決をおこないました(画像が不鮮明でごめんなさい)。
こちらから意見書(議会第5号)に対する修正案説明と、原案に賛成の議員の討論、修正案に賛成の議員の討論、採決の録画がご覧いただけます。http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=139&category_id=5&inquiry_id=2974 


 採決の結果、修正案は賛成少数で否決され、原案が可決されました。原案に反対をしたのは私ひとりでした。
民主主義の根幹である表現の自由。その自由は、誰もが「その人らしく」生きていくために不可欠なものです。誹謗中傷やプライバシーの侵害によって悲しい思いをする人をなくするためにどんな法整備が必要で、どんな社会が望ましいのかを、みんなで考えていかねばなりません。
 またAIを活用して不適切とされる表現を削除するシステム構築を、政府が推進することの適否についても国民的な議論や合意ができていません。
 目まぐるしく変化する情報社会の中であっても、憲法が示す私たちの不断の努力で、自由と権利を保持するすべをみなさんと一緒に見出していきたいと思います。
 まずは、この大きな問題が身近な市議会で話し合われ、拙速に市民の総意として国に届けられていることを多くの人に知っていただく活動をしていきます。

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