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活動報告

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 2つめは、
議案第122号「長野市少年科学センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例」を可決すべきものとした経済分教委員会委員長報告に賛成の立場で討論しました。討論の録画中継はこちらからご覧いただけます。

 少年科学センターは、長野市や近隣市町村の子どもたちにとって、科学に親しみ学ぶことが出来る数少ない貴重な場でした。「少年科学センター」を廃止し、新たに「仮称ながのこども未来館」を設置することについてのこれまでの市の答弁では、「新たな施設でも、工作教室やサイエンスショーなど科学に触れる機会を提供できるようにする」とあり、展示物などのハード面だけでなく、科学体験の部分も残すという方向性が示されています。しかし、新しい施設は教育委員会から公園緑地課に管轄が変わることもあり、学びの部分が縮小されてしまう懸念があります。
 少年科学センターでは、指導スタッフとして常勤3名・非常勤2名を配置しており、今年度はコロナ渦の影響と閉館に向けて退職した方もいるということですが、これまでは子どもたちへの科学の指導経験のある元教員や学芸員の資格のある方、理系の大学を卒業した方などを採用していました。実験などは、特別に外部から来てもらう時以外は、指導スタッフが企画して子ども達の指導を行っており、展示物を製作したり修繕したりということも指導スタッフが担っていたということです。
 子どもたちが楽しく科学に親しむためには、専門性のあるスタッフがいて、ソフトとハードの両面で子どもたちの科学への関心を高めるための工夫や整備を継続的に行うことが欠かせません。市民から廃止を惜しむ声が多く寄せられた少年科学センターの後の新しい施設には、専門性のあるスタッフをきちんと配置し、科学の部分を「残す」という消極的な取り組み方ではなく、科学に親しむ事ができる機能を時代に合わせてアップデートすることを要望しました。

 

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