8月7日に新型コロナウィルス感染症対策のための臨時会が開かれました。
6月に議決を経ずに専決処分した28事業21億3,092万円の承認と、新たな9事業57億3,555万円の補正予算審議などです。
提出議案と議決の結果はこちらからご覧いただけます。
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/gikai/456713.html
今回の補正予算の主な事業は、プレミアム付き商品券事業~ながのビッグプレミアム商品券~49億9,100万円です。落ち込んだ長野市経済の活性化のために市内店舗・事業所で利用できる過去最大規模のプレミアム商品券を発行するものです。私はこの商品券事業に対して反対討論を行いました。
反対討論と採決の中継録画はこちらからご覧いただけます。
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3004
商品券を買った人だけが50%余分に消費できる事業。これによって地元商業は一時的に活性するでしょう。しかし、厳しい生活を余儀なくされている世帯が置き去りにされ、地域内格差を広げてしまいます。これを公共事業として認めることはできません。
医療や介護現場に従事している方たちの活力の一助になるように。また感染症の蔓延により仕事が減ってしまったり、この困難な状況下で体調を崩したり持病の治療が一時的に滞ってしまうなど生活が困窮している世帯や、食品や衣料などの生活必需品が子どもの成長と共に多くなる子育て家庭に向けて商品券を無償で配布するような事業を併せて行うべきと考えます。
これまでの新型コロナウィルス感染症対策関連費は51事業475億5,592万円にのぼります。財源が国や県であれ、市単独であっても当然すべては国民ひとり一人が納めている税金で賄われています。緊急事態の下で予算化された数々の事業の費用対効果について検証が必要です。
タグ: 一般会計補正予算, 新型コロナウィルス感染症